研修の狙い

目的
組織の中核人材として「自分視点(業務遂行者)」から「組織視点(事業遂行者)」へと、意識転換を図ること

目標
❶指示待ち社員から脱極し、自ら積極的に情報発信すること
❷若手気分から脱却し、自らの考えでキャリア開発を行うこと
❸現状維持思考から脱却し、改善意識・貢献意識を持つこと
❹同期社員との交流を通じて、自己の目標・課題を見直すこと

 

 ー 中堅社員を取り巻く環境 ー,,,,
「中堅社員が伸び悩んでいる」こうした悩みを持つ企業様が増えてきているように感じています。この10数年で中堅社員の「成長」を取り巻く環境は大きく変わってきました。

icon-arrow-circle-right年齢別人員構成の変化
景気低迷期に採用を減らしたこと、組織を細分化しフラット化したことなど様々な要因で、組織の年齢別人員構成がいびつになってきています。中堅社員の下に、若手社員がいない、上に先輩社員がいないといった状態も珍しくなく、中堅社員の成長環境に影響しているようです。

icon-arrow-circle-rightプレーイングマネージャーの増加
プレイヤーとしての業務に時間を奪われ、新入社員は何とか育成するものの、中堅社員の育成にまでなかなか手が回らない。

icon-arrow-circle-rightマーケットの飽和
本来、人材育成は目の前の業務を通じて行われます。しかし、その業務が減ってきている。その少ない業務も、少ないチャンスを確実にものにするために、ベテラン社員やマネージャーが行うことも増えてきています。

こうした環境変化に対応すべく、中堅社員を成長軌道に乗せることが本研修の目的です。

 

研修のターゲット

中堅社員研修 ターゲット

入社5年目~8年目の階層を対象としています。

本研修の内容は必ずしも簡単なものではありませんが、「成長スピードは停滞していないが、次世代のリーダーを目指してより成長して欲しい。」というニーズをお持ちの場合は次世代リーダー育成研修も合わせてご覧ください。

 

研修のポイント

同期社員交流の効果

中堅社員研修 交流の効果

上司からのフィードバックは重要ですが、上司、部下の関係だからこそ、素直に受け入れらないことや、気づけないこともあります。

日常から離れ、同期社員同士、同じ目線でフィードバックし合うことで、自身の課題や強みを見直していきます。

ライバル不在
身近にライバルとなる社員がいない中堅社員も多くなってきています。同期同士の交流では、お互い刺激し合うことができます。

後輩不在
教えることで教わる、学ぶ。昔からよくある話ですが、その教える対象であるはずの後輩社員がいないこともあります。お互いに教え合うことで、自身の成功体験、失敗体験などを深め、今後の職場改善につなげていきます。

 

同期社員交流 3つの軸

中堅社員研修 同期交流の軸

研修では、「自分軸」「チーム軸」「会社軸」の3つの軸で、振り返りを行い、3年後に向けた「自分のあるべき姿」を検討していきます。

成功体験・失敗体験の共有に始まり、経営理念(ミッション・バリュー)の実現度確認、外部環境・内部環境の分析、チーム課題や自身の期待役割の再検討、強み・動機の源泉の把握など様々な演習を通じて、交流し、考えを深めていきます。

 

同期社員交流の目的

中堅社員研修 同期交流の目的

交流を通じて、若手社員から中堅社員へと意識を転換していきます。

個の観点
与えられた業務を遂行するだけではなく、自分で考え、キャリア開発ができるビジネスパーソンを目指します。

組織の観点
事業理解に留まらず、組織の中核人材としてチームを改善する意識、顧客への貢献意識を醸成していきます。

学習の観点
教わるといった受動的な学習スタイルから、自ら発信し、相互啓発を図るといった能動的な学習スタイルへの意識転換を行います。

 

研修で用いるフレームワーク

会社軸

中堅社員研修 マクロ環境分析

PEST分析、3C分析を行います。

よく出てくるフレームワークですが、通り一辺倒にワークシートを埋めることが目的ではありません。演習を通じて、自分たちなりに創意工夫したり、今後に向けた課題に気づくことが目的です。

そして、演習を通じて、刺激し合うことが目的です。

 

中堅社員研修 ミクロ環境分析

入社5年目~8年目ともなると、同じ会社であっても各自の成長スピードに大きな違いが出てきます。過去の中堅社員研修では、同じ会社内でも、取り組み姿勢や、アウトプットの質に大きな違いがありました。

良い例(PEST)
外部環境を知るために日経新聞を毎日読んでいる。
英語の勉強を兼ねて、TED英語版で情報収集している。

悪い例(PEST)
新聞は読んでいない。
NHKは見ない。
TEDって何?

良い例(3C)
競合について情報収集するために、競合のサービスを受けるようにしている。
自社について全体像を把握するために、他部署との調整業務は自分がやるようにしている。

悪い例(3C)
CSアンケートの集計結果をちゃんと見たことがない。
顧客からのクレーム対応にはうんざりだ。

良い例(演習の進め方)
チームを2つに分けて、事業分野別の3C分析を行った。
チームを2つに分けて、それぞれPEST分析を行い、内容を共有・統合してさらに良い分析をした。

悪い例(演習の進め方)
さっとまとめたら、演習時間が終わるまで雑談をしていた。
自分たちで考えるのをすぐやめて、他のチームのアウトプットを参考にした。

 

中堅社員研修 ミッション・ビジョン・バリューの実現度

経営理念(ミッション・ビジョン・バリュー)の実現度を点検していきます。

そもそも経営理念を覚えていない中堅社員もいれば、しっかりと毎日確認している中堅社員もいます。

さらに経営理念に沿って行動し、振り返りをするところまでできている中堅社員もいます。

こうした基本的、根本的な部分における違いは、日常業務に忙殺され、普段の職場では感じることが難しい部分です。

何のために組織があるのか。どれぐらい実現できているのか。実現度の点検から、今後に向けた課題をどう捉えるのか。

お互いの意識レベルの違いを感じながら、相互啓発を深めていきます。

 

自分軸

中堅社員研修 成功体験・失敗体験の振り返り

私たちビジネスパーソンは、70%を経験から学び、20%は観察や他者からのアドバイスによって学び、残りの10%は研修や書籍などから学ぶと言われています。

70%を占める経験学習ですが、その精度には、人それぞれ違いがあります。デイビッド・コルブの経験学習モデルに沿って、学習精度を高めていきます。

経験
そもそも経験を振り返っているか。振り返り頻度が低く忘れてしまっていないか。同期の力を借りて、成功体験、失敗体験を丁寧に振り返っていきます。

振り返り
経験を積んだとしても、いつもと同じ視点で振り返れば、大きな気づきは得られません。いつもと違う視点で経験を振り返り、気づきを深めます。

概念化(持論化)
経験を教訓に変えていく過程では、概念化する必要がありますが、これには一定の資質・能力が必要です。同期同士、力を合わせて自分たちの持論をきちんとまとめていきます。

職場実践
生きた教訓、深めた教訓をもとに職場実践につなげていきます。

 

中堅社員研修 モチベーションカーブ

中堅社員ともなれば、上司からの動機付けに頼るのではなく、自律的したビジネスパーソンにならなけばいけません。

セルフモチベーションを促すために、自身の動機の源泉を知る演習を行います。

またモチベーションがピークになったときの出来事を詳細に思い出し、自身の強みも明確にしていきます。

伸び悩んでいると、自身のモチベーションアップ要因を忘れ、自分がコントロールできなくなったり、自信がなくなることで自分の強みを発揮できなくなります。

モチベーションカーブを描いて自己分析して終わりにするのではなく、同期からの新鮮な目で質問し、アドバイスを受けることで、再度、自分の立ち位置を見直し、自立したビジネスパーソンになるきっかけづくりを行います。

 

チーム軸

中堅社員研修 チーム課題と期待役割

「チームの課題」「自身ができること」「自身に期待されている役割」を、それぞれ単独で検討するのではなく、合わせて検討していくことで、今後の職場実践につなげていきます。

3つの円を重ね合わせることで、

icon-arrow-circle-rightチームに対して提案できること
icon-arrow-circle-rightチームに対して貢献できること
icon-arrow-circle-right今後の課題

が自覚できるようになります。

また、研修前に上司方にアンケートをお願いし、チーム課題や期待役割について、上司、参加者間でギャップがないか、すり合わせを行うこともあります。

 

研修プログラム

研修の参加人数
15~25名程度

所要時間
2日間

プログラムのカスタマイズ
企業様のご要望に応じて、適宜プログラムはカスタマイズしています。

テーマ概要進め方
オリエンテーション研修のゴール、進め方を共有するとともに、自己紹介を行い、楽しくかつ真剣に考え、発言する雰囲気の醸成を行います。
アイスブレイク
交流の仕方自分の強み、課題を記入する「自分カルテ」、他参加者の強み、課題を記入する「友情コメント」などのツールを用いて、交流を促進するためのレクチャーを行います。講義
会社軸での振り返り・PEST分析
・3C分析
・経営理念の実現度確認
を行います。
講義→
演習→
交流
チーム軸での振り返り・自チームの課題
・自分ができること
・自分への期待役割
の3点を合わせて確認し、今後の課題を検討します。
講義→
演習→
交流
自分軸での振り返り・成功事例、失敗事例の共有
・モチベーションカーブの共有
を通じて、教訓、自身の強み、動機の源泉を整理します。
講義→
演習→
交流
フィードバックタイム同じテーブルの参加者全員で、お互いにフィードバックをし合っていきます。交流
個人課題の検討3年後の自分のあるべき姿を明確にします。

職場実践に向けて、学習内容をもとに個人課題を検討します。
演習→
発表

 

導入企業・参加者の声

導入企業
大手メーカー(電気通信)、大手建設会社、専門商社(エネルギー)、専門商社(医療機器)、ガス機器販売・メンテナンス、システム会社、他

参加者の声
正直、研修には何も期待していませんでしたが、今回の研修はとても刺激が多かった。知っているフレームワークもありましたが、どれも深く踏み込んで検討してきませんでしたし、深めるための学習が不足していることに気づきました。日経新聞はデジタル版から紙に変えます。
 

普段の職場でも上司から色々なことを教えて頂いていますが、同期からの質問、アドバイスが新鮮で気づきが多くありました。特に、自分の強みやモチベーションの源泉について、今まで曖昧にしてきましたが、今回の研修で明確になり、少し自信を回復できました。

 
これだけ色々な角度から自分や会社を振り返ったことがありませんでした。演習が多く、やっているときは、それぞれが一体どういうつながりがあるのか理解できていませんでしたが、終わってみると、全てがつながってきて、今後の自分のあるべき姿が明確になりました。