マネージャー・デビュー研修(昇格前バージョン)

(昇格前)マネージャー・デビュー研修 表紙

 

研修の狙い

目的
マネージャーに昇格する前から準備を始め、昇格後にマネージャーライフを謳歌できるようにすること

※「謳歌(おうか)する」という言葉には、マネージャーというポジションを楽しんで欲しいという気持ちを込めています。マネジメントは、本来、人材育成に携わることができる素晴らしい仕事であると考えています。

目標
❶部下からは見えていないマネージャー業務を知ること
❷昇格後に待ち受けるマネージャーの試練を先取り学習すること
❸昇格後によくある間違いパターンを先取り学習すること
❹間違いを回避し、試練を乗り越えるための準備、解決方法を学習すること
❺昇格に向けたアクションプランを作成し、実行に移すこと

 

研修のターゲット

(昇格前)マネージャー・デビュー研修 ターゲット

初めて部下を持つ予定の方を対象としています。

icon-arrow-circle-rightマネージャー昇格予定者
マネージャーになることが決まっている方

icon-arrow-circle-rightマネージャー候補者
マネージャーになることが期待されている方や、マネージャーになりたいと思っている方

 

研修のポイント

部下からは見えないマネージャー業務を先取りする

(昇格前)マネージャー・デビュー研修 部下の視界

多くの人がマネージャーに昇格した後、これまでに関わってきた上司のマネジメント手法を見様見真似でやってみようとします。

実際の生のマネジメント手法をモデリングすること自体は好ましいことです。部下から見た上司の良い点を取り入れ、悪い点は反面教師にする。マネージャーに昇格した方なら誰しも通ってきた道です。

しかし部下の立場では見えにくい上司の苦労、努力というものがあります。「立場が人を変える」昔から良く言われることですが、立場が異なると視界も異なります。

 

(昇格前)マネージャー・デビュー研修 見えていない部分
この部下から見えていない部分に、マネジメントの重要なポイントが隠されていることがあります。昇格後に気づいて対応しても、気が付いたときには手遅れということも。

例えば、部下との信頼関係。部下は上司を3日で判断すると言われています。3日は言い過ぎかもしれませんが、上司と部下に限らず、人間関係は最初の出会いから半年ぐらいで固まってしまいます。

昇格直後の未熟なマネージャーに、半年でチーム作りの基礎を整えるよう期待するのは少し酷ですが、実際問題は最初の半年でチームの形が出来上がってしまう。

こうしたことを知っておけば、最初の半年がコミュニケーションをとる上で大事な時期であり、「勝負の時期」と自覚し行動することができます。

しかし、そのコミュニケーションが案外できない。マネージャー特有の事務処理。プレイヤーとマネージャーの両立。他部署との調整。新しい環境に慣れようと努力している間に大切な半年が過ぎてしまう。

昇格後、手遅れにならないように、注意しなければいけない点、今から準備しておく点について共有し、マネージャーライフを謳歌すること。これが本研修の目的です。

 

学習する内容

昇格後に待ち受ける「4つの試練」

(昇格前)マネージャー・デビュー研修 昇格後の試練3

マネージャー昇格後に訪れる「典型的な4つの試練」について、先取り学習をします。

 

両立のジレンマ
初めてマネージャーになる方の大半は、プレーイングマネージャーという立場になるのではないでしょうか。

株式会社PISでは、評価者研修や新任マネージャー研修などを多数請け負ってきましたが、参加者の方の多くがプレイヤーとマネージャーの両立で悩んでいる姿を見てきました。

両立のジレンマがあることは、部下の立場でも想像がつくことですが、見るのと実際にやるのとでは、雲泥の差があります。両立のジレンマに備えて、知っておくべきこと、今から準備しておくべきことを学習していきます。

 

部下との信頼関係
マネージャーになれば部下育成が仕事になります。

教え方、任せ方、フィードバックの仕方。色々と学習すべきことはありますが、そもそも論で「部下から信頼されるためには何が必要か」ということを知っておくことが好ましいです。

小手先のテクニックよりも、コミュニケーションが圧倒的に重要なのですが、立場が変わってみると、そのコミュニケーションが案外難しい。

気を使いすぎて部下に強く言えない状態になってしまったマネージャー、言いすぎて人間関係が悪くなってしまったマネージャー。チームビルディングに四苦八苦するマネージャーを沢山見てきました。

こうした事態を回避すべく、コミュニケーションのポイントを学習していきます。

 

事務の増大
昇格後、部下とのコミュニケーションを奪う理由の筆頭にくるものです。社会変化を反映して、コンプライアンスはじめ事務作業、確認作業は年々増える一方です。

事務作業や確認作業を覚えている間に、最初の大切な半年が過ぎてしまう。そうした事態を回避すべく、今から準備すべきことを学習していきます。

 

他部署との連携
他部署との軋轢から部下を守ること、セクショナリズムを回避し連携を良くすること。大きな成果を出すために協働でやるべきこと。

他部署との連携には、時間やストレスがかかりますし、最初はなかなか上手くできなかったりします。

特に部下の立場にいたときに、自部署の人間としかコミュニケーションをとってこなかったというタイプの方は、昇格後、それなりの苦労を強いられます。

苦労するだけなら良いのですが、苦手だから避けてしまう方も出てきます。こうなると成果が出ないだけではなく、部下との信頼関係にも大きな問題が生じます。

 

昇格後、他部署との連携をスムーズに行うために知っておくべき事、準備しておくべきことを先取り学習していきます。

 

昇格前に行う4つの準備

(昇格前)マネージャー・デビュー研修 上司の業務を奪う

マネージャーに訪れる試練を上手に回避すべく、昇格前から行動を起こします。

部下の立場では経験しにくいことを少しでも経験しておくために、上司からどんどん仕事を奪っていくことが重要です。

上司からどのような業務を奪っておくと、良質なマネジメント経験を積むことができるのかを学習していきます。

 

(昇格前)マネージャー・デビュー研修 心の準備をする

マネージャーに昇格して、マネジメントが上手く回らないと、どうしても右往左往して悩んでしまったります。

マネジメント業務は大変なこともありますから悩むのは仕方ないのですが、部下はビジョンや一貫性がない上司を嫌う傾向があります。

昇格後は忙しくてバタバタしてしまいがちですから、昇格前からマネージャーとして心の準備をしておきます。

icon-arrow-circle-rightどんなマネージャーになりたいのか
icon-arrow-circle-rightどんなチームにしたいのか
icon-arrow-circle-rightそもそもマネージャーになりたいのか

禅問答のような部分もありますが、自問自答を繰り返すことで、マネージャーとしてのビジョン作りの基礎を固めていきます。

 

(昇格前)マネージャー・デビュー研修 マネジメントの環境を整える

マネージャーとして、部下や他部署の人間とコミュニケーションをとっていく。とても重要なことです。

優秀なマネージャーになった人物を長期にわたって観察していると、マネージャーになる前から、上司、他部署の人間、同僚、後輩など多方面で積極的にコミュニケーションをとっていることがわかります。

昇格までどれぐらい時間があるかわかりませんが、準備は早いほうが良いです。コミュニケーションや関係づくりには一定の時間が必要です。

 

(昇格前)マネージャー・デビュー研修 仕事の仕方を変えておく

生産性の向上
立場が変わると仕事の仕方を変える必要が出てきます。例えばプレーイングマネージャーであれば、プレイヤーとマネージャーの両立が求められます。

プレイヤーとして求められる成果が少なければ良いのですが、なかなかそうはならない。むしろプレイヤー時代よりも大きな成果が求められることもあります。

そのような中でマネジメント業務も両立させるためには、仕事の生産性を上げておく必要があります。

 

コミュニケーションの取り方
マネージャーになって一番やってはいけないことの1つに、部下と一緒に会社の愚痴を言う、というものがあります。

部下の立場で愚痴を言っているのは可愛いものですが、マネージャーになれば話が変わってきます。(もちろん、どの立場であっても愚痴は良くありませんが)

部下と一緒になって会社を批判する。仮想敵国を作ることで部下と一体感が持てるため、良くないこととわかっていても、やってしまうマネージャーがいます。

部下時代には大した問題にならなかった行為でも、昇格するとマネージャーとして周囲に影響力を持つことになりますので、よく考えて自身の言動を見直しておく必要があります。

 

仕事の仕方、コミュニケーションの取り方など、昇格前に見直しておくべきポイントを先取り学習していきます。

 

新任マネージャーのよくある間違いパターン

(昇格前)マネージャー・デビュー研修 よくある間違いパターン

初めてマネージャーになると、多くの人が失敗をします。

「失敗は成功の親」ですから失敗体験も貴重ですが、なかには取り返しがつかない「間違い」というものがあります。

新任マネージャーがやってしまいがちな「よくある間違いパターン」を先取り学習することで、間違いを減らしていきます。

 

自分1人で結果を出してしまう
たまたま預かった部下がプレイヤーとして未熟だったりすると、どうしてもマネージャーがチーム全体の成果をカバーしなければならないことがあります。

ある程度は致し方ないのですが、マネージャーが1人で走り過ぎると、どんどん仕事が増えてしまい、気づいたときにはマネジメント業務に割ける時間がなくなってしまいます。

仕事を任せず、コミュニケーションもとれず…。1人で走り続けた結果、チームの崩壊が待っています。どんなにチーム事情が苦しいものであっても、部下に仕事を任せていかなければ、チーム全体で成果を出すことはできません。

 

力み過ぎる
良いチームにしようと躍起になるあまり、これまでのチームと大きく変えようとする新任マネージャーが結構います。

やる気に満ちていることは良いことなのですが、前任者の良いところも沢山あるでしょうし、前任者の方針が気に入っていた部下もいるかもしれません。

まずは落ち着いて、これまでのチームの良いところ、課題を部下と共有するところから始めるのがセオリーなのですが、こうしたことは、案外教わってきていない方が多いのではないでしょうか。

 

こうした典型的な間違いパターンを先取り学習していきます。

 

研修プログラム

研修の参加人数
15~25名程度

所要時間
1日間

プログラムのカスタマイズ
企業様のご要望に応じて、適宜プログラムはカスタマイズしています。

テーマ概要進め方
オリエンテーション研修のゴール、進め方を共有するとともに、自己紹介を行い、楽しくかつ真剣に考え、発言する雰囲気の醸成を行います。
アイスブレイク
部下の視界から見えないマネージャー業務今の自分から見えているマネージャー業務、見えていないマネージャー業務を確認していきます。

その上で、見えているようで、実は見ていない部分があることや、その背景を共有していきます。
講義
昇格後に待ち受ける4つの試練・両立のジレンマ
・部下との信頼関係構築
・事務処理の増大
・他部署との連携
など、待ち受ける試練と、それが試練になってしまう背景を学習します。
講義→
演習
昇格前にやるべき4つの準備・上司の仕事を奪う
・マネージャーの心構えを考えておく
・マネジメント環境を整えておく
・仕事の仕方を変えておく
など、今すぐにでも準備を始めるべき内容について学習していきます。
講義→
演習
新任マネージャーによくある間違いパターン後戻りができない「間違い」を中心に、新任マネージャーがやってしまいがちな「よくある間違いパターン」を先取り学習していきます。講義
個人課題の検討職場実践に向けて、学習内容をもとに個人課題を検討します。演習→
発表

 

導入企業・参加者の声

導入企業
大手メーカー(電化製品)、大手建設会社、飲食店、システム会社、ベンチャー(Webプロモーション)、市役所、不動産仲介、他

 

参加者の声
まだ昇格していないのでマネージャーの大変さがわかっていないかもしれないが、最初の半年でチームの基礎が出来上がってしまうという話は参考になった。昇格直後は部下と徹底的にコミュニケーションをとっていこうと思う。
 
ありきたりの手法論ではなく、実際の失敗体験から得た教訓が沢山あり、非常に勉強になりました。今から準備できることは全てやってみます。
 
マネージャーになりたいという意思をちゃんと持って、昇格しようと思います。成り行きで昇格してしまうところでした。人材育成を楽しめるマネージャーを目指します。