先日、管理職・リーダーのためのメンタルヘルスマネジメント研修を実施しました。
本研修では特に、現場で人の育成、組織の活性化を担う管理職・リーダー層の皆さんと一次予防と二次予防を中心に学びます。
▼メンタルヘルスの取り組み
- 一次予防:健康増進・疾病予防
- 二次予防:早期発見・早期治療
- 三次予防:職場復帰・再発防止
メンタル不調に陥るメカニズム、ストレスがかかった際に発動されるストレスサイン、未然防止やストレス耐性を高めるための関わり方など、知識習得に加え、演習やロールプレーイングも行う体感型の研修です。
- 良かれと思って任せた業務や指導が、部下を追い詰めてしまうケース
- 部下のケアを優先するあまり、自分の心身の負荷に気づけず、体調を崩したケース
- 職場全体で余裕がなく部下の変化に気づけず、部下の休職を後悔しているケース
など、様々なケースを共有します。
メンタルヘルスに関する自分の体験を分かち合い、参加者相互の知恵に変え、組織共通の課題については自分たち発信で何ができるかを検討し、持ち帰って頂く研修となっています。
▼研修スライドの一例
少し前までは、メンタルの不調は個人の問題として扱われ、病気になるのは「心が弱いから」「気合が足りないから」「ついてこれないやつは仕方ない」というような認識のもと、企業として対策を講じることが主流でない時代がありました。
現在は多くの企業が健康経営に関心を持ち、取り組みが始まっています。経営理念に基づいて社員への健康投資を行うことで、社員の活力向上や生産性の向上をもたらし、業績や株価向上の期待が高まっています。
経済産業省において健康経営に係る各種顕彰制度として2014年から健康経営銘柄の選定が始まり、2016年から「健康経営優良法人認定制度」が創設されました。申請企業数は年々増加し、2022年度には約1万5,000社に上っています。
皆様の会社では、どのような対策を実施していますか?